【石材紹介】ボテチーノフィオリート

石材紹介

建築や暮石に使用される石材には、国内外に多様な種類があります。
ここではよく使用される石の性質や特徴をご紹介いたします。
6回目は、イタリア中部が原産地の「ボテチーノフィオリート」についてご紹介します!

●薄いベージュに白の斑点模様が特徴

ボテチーノフィオリートは比較的お手頃で、産出量も多めの大理石です。
「フィオリート」とはイタリア語で「花が咲く」「花盛り」という意味です。
ボテチーノフィオリートの原産地はイタリアのロンバルディア州。ボテチーノクラシコという種類の大理石とも近い採石場で採石されるため、この2種の見分けが難しいそう。

ボテチーのフィオリート本磨き仕上げ

ボテチーノフィオリートの色味は薄いベージュです。
石の模様は切った場所によって大きく異なりますが、白っぽい斑点状の模様と茶色がかったラインがみられます。本磨き仕上げにすれば、ツヤが出ます。

●温暖な地域の外壁、浴室などの室内に使用

適した使用場所は、温暖な地域の外壁や床材、面台などです。
大理石は外壁にも使用可能ですが、表面に存在する細孔という小さな穴に入り込んだ水分が凍ると石が割れる危険性があるので、注意が必要です。
そのため、外気温が氷点下となる地域では屋外での使用はお勧めしません。また、酸に弱いので、酸が使用される場所での据付はできません。

実は近日中に、某現場の浴室にて、この大理石を使用することが決まっています!施工写真も後日ご紹介します。


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