【石材紹介】日華石

石材紹介

建築や暮石に使用される石材には、国内外に多様な種類があります。
ここではよく使用される石の性質や特徴をご紹介いたします。
7回目にて初めての国内の石材、石川県の「日華石」をご紹介いたします!

●木造建築とよく合う暖かな風合いが特徴

日華石とは、石川県小松市で産出される石材です。
白山の火山灰が堆積してできた凝灰岩が日華石です。
暖かみのあるその風合いは、木造建築とも非常によく合います。
日華石を用いた建築物はたくさんありますが、国会議事堂の主要内装材のひとつとして使用されています。別称「観音下(かながそ)石」とも呼ばれています。

日華石

●ピザ窯や囲炉裏、遺跡復元用にも使用!

日華石の特徴はその黄土色の石色です。
石質は軟らかく、多孔質で比較的軽く、火にも強いです。そのため、ピザ窯や、茶室の囲炉裏にも用いられることがあります。

石質の軟らかさから加工がしやすいため、建築材はもちろんのこと、遺跡復元用にも使われるそうです。
カビが生えることなく、湿気も受けにくいため、復元材料に用いられたのだとか。例えば、奈良の平城京の修復にも使用されています。


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