石仏・石彫刻品

日本人しか彫れない、石がある。

私たちは、享保年間の創業以来社寺建築の石工事に関わり、多くの石製品を社寺仏閣に納めてきました。その経験から確信していることは、『日本人が礼拝する石仏や神社の狛犬、狐などは、日本人しか彫れない。』ということです。 日本人ならではの感性を持った石彫刻家が手掛けることで、石仏に手を合わす日本人の方々に感動を与えるような仏像を表現することができるのです。
現在活躍中の石彫刻家の多くは、石彫刻で名高い愛知の石材産地にて修行をしてきました。石彫刻家は最低でも5年、お礼奉公を含めたら10年ほど産地にて務めた後、故郷に戻ります。その地にて、更に10年ほど石と向き合うことで、『匠の技』を極め、やがて伝統工芸士となる方もいます。

国産の石彫刻品をお薦めする理由

石彫刻品をご検討でしたら、国内で手掛けたものを強くお薦めします。石彫刻家である彼らが手掛ける石彫刻品は、師から弟子へ、父から子へと受け継がれてきた、匠の技が惜しみなく使われています。そのような技と、日本人の石仏にむけた心は、日本の文化と風土と、日本人の心の中でこそ、育まれるものだと言えます。こういった環境があるからこそ、はじめて完成する「日本人にしか彫れない石」があるのです。これこそ、私たちが特に国産の石彫刻品をお薦めする理由です。

㈱石茂 芳村石材店では、お客様のご要望に合わせて、様々な石仏をお作りしてきました。中でも一番ご希望が多いのは、観音様です。観音様には、十一面観音、如意輪観音、千手観音など、様々な変化観音様がおられますが、中でも一番の人気は聖観音様です。その他、お不動様やお地蔵様も承ります。

仁和寺 御室霊園 永代供養墓「御室廟」

 

お寺では永代供養墓が建てられることが増え、その永代供養墓をお守りする仏様として石仏を制作される場合も増えています。まずご相談いただき現地調査から永代供養墓のデザインを考え、石彫刻を含む制作、施工まで一連の石仕事をさせていただいております。

お庭やインテリアにも取り入れられる小さめのお地蔵さんや観音さまなど、オンラインショップ「ISHIMO」にて販売しています。御影石や来待石など石種も様々で、精密な彫りのものからかわいらしいキャラクターのような容姿のお地蔵さんまで、多様に取り揃えています。一つずつ職人による手彫りの本格石仏は、大切な人への贈り物にも喜ばれます。

オンラインショップ「ISHIMO」

伝統的な石仏だけでなく、オリジナルな石仏もお任せください。デザインや設計は、弊社の代表（七代目 茂右衛門）山田 俊行が行っています。歴史ある神社仏閣の仕事を踏まえ、現在は石像デザイナーとして、愛されるデザイン、可愛さをモチーフにした、独創的な石像をご提案しています。これまで手掛けた石像は、皆さまに高く評価して頂き、愛され続けています。社寺建築に据える石像をはじめ、商業施設や一般のお客様のご家庭に至るまで、さまざまな場面において人々に愛される石像を丁寧に設計いたします。神社やお寺においては、観光客の方からも人気があると伺っています。独創的で温かみのある石像をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。もちろん、石の彫刻は伝統工芸士の技で完成いたします。きっと、ご満足いただける、世界にひとつだけの逸品をお届けいたします。

【晴明神社 式神像・晴明井】

陰陽師が使う精霊「式神」をモチーフに弊社代表（七代目・茂右衛門）がキャラクターデザインをした式神像。

安倍晴明公が念力により湧出させた井戸「晴明井」。病気平癒のご利益があるとされています。水の湧き出るところは、その歳の恵方を向いており、恵方は毎年変わるため動かせるようになっている。五芒星をモチーフにしたデザイン。

【曽根崎恵比寿像】

大阪で町おこしをされている企業様からご依頼を受け、商店街に飾る恵比寿像を製作しました。お施主様のご意見を細部にわたって再現することを心掛けました。商売繁盛を祈願し、大阪北新地の「蜆楽（けんらく）筋」という路地に祀られています。曽根崎恵比寿についてはこちら。

【厄除・魔除 石像品】

鬼門除け石は赤御影石を使用して、立体感が出て迫力のある鬼門除け石に仕上げました。白御影石でも同様のデザインで製作しています。

京町家の屋根の上に飾られる瓦製の人形の鍾馗さんを石で制作。家庭に災いが降りかからないように祈願して設置されています。通常は瓦製なのですが、山田が一からデザインし、石製のぽってりとした鍾馗さんを作りました。

鬼門石や鍾馗さんは、店頭もしくはオンラインショップ「ISHIMO」でもご購入頂けます。大きさや石種を変えてのオーダーメイド制作も承ります。お店やご自宅の魔除・鬼門除けに、新築祝いや開店祝いの贈り物にも喜ばれます。

オンラインショップ「ISHIMO」