建築や暮石に使用される石材には、国内外に多様な種類があります。
ここではよく使用される石の性質や特徴をご紹介いたします。
5回目は、中国産の桜御影「G309」です!
●桜色の御影石「G309」
G309は中国東部、山東省原産の桃色の花崗岩です。
ご承知の通り、花崗岩は日本で最も頻繁に様々な建築部位に使用される火成岩ですね。通称、御影石です。
花崗岩(御影石)は火成岩の中でも、マグマが地中の深部で徐々に冷却固結した、「深成岩」です。石英や角閃石、カリ長石などから構成される、優れた耐久性をもつ石材です。
花崗岩にはたくさんの種類があるので、後々紹介していきます。
さて、今回のG309は桃色(薄い紫色)の色調の花崗岩です。
桃色系の御影石のことを「桜御影」と呼ぶこともあります。
石目が細かく、白い部分と黒い粒子が入っていますが、柔らかい風合いです。
●硬質の石材、床石にも使用
吸水率は低いため、劣化や風化には強く、屋外に使用することも可能です。
しかし、長時間屋外に設置していると日焼けを起こして、色が変化していく可能性があります。比較的硬質の石材のため、加工が少し難しいとされています。
京都の花見小路の床石の一部として使用しています。屋外の他にも屋内の壁、床材としても使用されます。
仕上げは、本磨きの他、ジェットバーナーなどがよく使用されます。
建築石材について、もっと詳しく知りたい方はこちら。
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