建築や暮石に使用される石材には、国内外に多様な種類があります。
ここではよく使用される石の性質や特徴をご紹介いたします。
2回目は、外装や内装、墓石など幅広く使用される中国の白御影石G603です!
●中国産白御影石「G603」
中国福建省で産出される、白御影石です。古くから多く輸入されている石材で、リーズナブルな価格です。
目は粗めで、G623とともに、G603は、数多く日本に輸出されている石材です。
価格の割に硬質で、大材も採れ、埋蔵量も多い石材ですが、昔から採掘されてきた石材の為、埋蔵量は減少してきています。そのため、価格も徐々に上がってきているといいます。
色調は、薄いグレー。G623よりも白味がかっています。
●仕上げと特徴
仕上げは、本磨き、水磨きの他、ジェットバーナー、ビシャン、小叩き仕上げがあります。インパラブラックの記事でもご説明しましたが、本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため、外壁などに適しています。
ザラザラしたジェットバーナー仕上げは、床材におすすめです。
吸水率が高い(0.228%)ので、原石によっては、サビや変色の可能性があります。御影石を構成している鉱物の影響で、茶色の斑点が発生する場合があるのです。ですので、美しさを保つためには、屋外にはおすすめできません。
とはいえ、外装や内装、墓石など幅広く使用されています。
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