長岡天満宮の大鳥居は、総高9.8メートル、最上部の笠木は幅12メートルと、国内最大級の石鳥居です。大阪北部地震で被災し、正面右側の柱石下部に亀裂が入ったこの鳥居の復旧工事を行いました。長岡天満宮のシンボルとなっている、既存の大鳥居は残したいという宮司様の強い思いを基に、既存石を生かしながら耐震強度を強めた、意匠性の高い設計を採用。柱石の周りをコンクリートで固めた上に、御影石の柱石を設置し、形は従来の饅頭型ではなく、八角形の藁座にしました。伝統的な建築技法と現代の感性を取り入れ、他にはないデザイン的な石鳥居に再成されました。

長岡天満宮について
菅原道真公をご祭神とする、京都府長岡京市にある神社。太宰府へ左遷される途中、名残を惜しんだ地とされています。4月下旬頃に見頃を迎える、市指定天然記念物「キリシマツツジ」が有名。

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神社名 長岡天満宮
所在地 京都府長岡京市
発注 長岡天満宮
設計 株式会社 芳村石材店
竣工 2019年4月