先人の知恵を活かし、現代の技術を用いる
石鳥居は建てる場所の状況に応じて、工法も異なります。昔は木製の三又が使われましたが、現在は移動式クレーンを使用することが多く、大きな鳥居の場合は、10t以上のラフタークレーンを使用することもあります。
上質な石鳥居を建立するために
安全で、質の高い石鳥居を建立するため、安心の品質の国内加工と、確かな技術を持つ職人による施工が不可欠です。鳥居の製作に慣れた、国内の加工をお勧めします。石鳥居に一番重要なことは、バランス。各パーツが正しい寸法であること、合わさる部分や、ホゾ穴の寸法が正確であることが、とても重要となります。
また、現場の状況に応じた柔軟な対応も必要な石工事です。多くの石鳥居の建立に携わってきた熟練の職人による施工で、安心して、長く使い続ける石鳥居を建立します。
施工事例
【光明天皇陵 新設工事】
従来天皇陵の鳥居は木製で作られていましたが、木製鳥居は腐食が免れないため、戦後石の鳥居に建て替えられるようになりました。天皇陵の鳥居は一般の神社の鳥居(明神型鳥居)とは異なり、まっすぐに伸びた神明型の鳥居です。900角もの大きな基礎を地盤下に打設して据付ました。
【元大井神社 石鳥居新設工事】
代々地域の神社を護っておられる方からのご依頼で鳥居の新設を行いました。木製鳥居が劣化してきた為、石鳥居に建て替えたいとのご要望でした。敷地内の掘削を行い、基礎を打設した後、2日間かけて鳥居を建設しました。
【和多都美神社 石鳥居新設工事】
令和3年に建てた長崎県対馬市の和多都美神社の石鳥居は、海の上に建つ、海中鳥居です。本来なら船上クレーンの使用も想定していましたが、潮の満ち引きによる作業時間を考慮し、新たに施工の為のアプローチを作り、ラフタークレーンを使用した施工を行いました。
【平安神宮】