石茂の石灯篭

伝統工芸士が創る、日本品質の石灯篭

手彫りならではの和庭に本物の味わいを添える、豪華な国産手づくりの石灯篭は、いかがですか。海外品に見られるような、直線的な機械加工とは異なり、職人による手彫りの石灯篭には温かみがあります。石灯篭専門の伝統工芸士が日本の伝統工法に基づいて、ノミとセットウでコツコツと手作りで彫りあげた“匠の技の逸品”。愛知県の岡崎、出雲の来待、福岡の八女など、手づくりにこだわった石灯篭をご用意いたしております。春日灯篭、雪見灯篭、織部灯篭など、各種お取り寄せもできます。また、伝統工芸士によるオーダーメイドの石灯篭の製作も承っております。ぜひ、お気軽にご相談下さい。

石灯籠の歴史

仏教の伝来と共に大陸から入ってきた石灯籠。仏前の献灯用だったものが神殿にも用いられるようになり、初めの頃は建物の前面中央に一基だけだったものが、桃山時代の初頭からは一対で建つようになったようです。灯篭も他の石造美術と同じに、仏教が隆盛した鎌倉時代に多く造られました。寺院に建つ灯篭とは別に「茶ノ湯」の文化が深まるとともに、灯篭は手水鉢、飛石などと一緒に露地を演出する重要な景物として用いられ始めました。江戸時代には織部灯籠、岬灯篭、雪見灯篭など独特の形に発展します。初めて灯籠を庭に取り入れたのは、茶人の千利休だと言われています。灯篭はその後、庶民の庭にも広く普及していきました。現代でも“和”への憧れは残っていて、お庭やお店に取り入れるためお問合せをいただいております。

石茂の石灯籠

弊社は古くから社寺仏閣の石灯籠を手掛けており、「堀川石工 芳村茂衛門」の名を残した“宮燈籠”が北野天満宮や東寺に残されています。現在は昔から関西方面で有名な石産地で、優れた石工の伝統と技術が残っている、香川県の庵治、愛知県の岡崎、島根県の出雲などの、伝統工芸士の石工にお願いいたしております。いずれも優れた石工さんの技術が受け継がれ、何代と続いて安心してお願いいたしております。

石灯籠 施工年表(抜粋)

1989(平成元年) 多聞寺 山門石工事・石灯籠・社標石(兵庫県)
1882(明治15年) 宗像神社 宮灯篭(京都府)
1861(文久元年) 北野天満宮 宮燈篭(京都府)
1859(安政6年) 日向大神宮 宮燈篭(京都府)
1855(安政2年) 揚谷道 宮燈篭(京都府)
1855(安政2年) 長岡天満宮 宮燈篭(京都府)
1853(嘉永6年) 晴明神社 宮燈篭(京都府)
1852(嘉永5年) 北野天満宮 宮燈篭(京都府)
1820(文政3年) 東寺(教王護国寺) 宮燈篭(京都府)

【北野天満宮】

【宗像神社】

【晴明神社】


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石茂の手水鉢

【豊国神社】

大正14年に作られた手水鉢。背面に「石工 芳村茂右衛門」の名が刻まれている。

【護王神社 イノシシ手水鉢】

京都のイノシシ神社として有名な護王神社では、イノシシをモチーフにした可愛らしい手水鉢を作りました。石像の中にはセンサーが内蔵されており、手を差し出すと水が流れる仕組みになっています。

【晴明神社】


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石灯篭

弊社では石灯籠・蹲・手水鉢など各種取り揃えております。こちらに載せていないものもお取り寄せや新たに作ることもできます。実物を本社でご覧いただくこともできますので、お気軽にお問い合わせください。

●六角雪見灯篭 桂離宮型 (御影石) ROKKAKU YUKIMI DORO (granite)

雪見灯篭は神社等の献灯用のものとは全く形式が違い、庭園で鑑賞するものとして発達した。桂離宮型の六角雪見は、脚だけが四角形、中台、火袋、笠は六角形となっていおり、宝珠が無いのが特徴です。 YUKIMI DORO has beed developed as a toro for only appreciation in gardens different from the ones which are dedicated to shines. This Katsura-Ryikyu Garden type toro has only four legs.
 

●古代雪見灯篭 (御影石) YUKIMI TORO (granite)

シンプルな意匠が特徴の雪見灯篭。
YUKIMI TORO the name of the stone lantern literally means “snow-viewing”. Original lantern had octogan shaped roof. But, hexagon or circular roof become more popular these days. After the Edo period, this type of lantern has occasionally been used by pond or stream.
 

●岬灯篭 (御影石) MISAKI TORO (granite)

対岸からの眺めを意識した意匠で、水に映った姿も想像して創案された灯篭です。桂離宮に原型があります。
MISAKI TORO is a reproduction of one of lanterns found in Katsura-Rikyu Garden, Kyoto. The lantern is oftenly placed over boulder in or side of pond. It is a symbol of the lighthouse guiding fishing boats home.
 

●織部灯篭 (御影石) ORIBE TORO (granite)

古くから茶人に好まれた灯篭。織部(おりべ)の名は武将茶人で有名な古田織部が好んだ灯篭であることを由来とすると伝えられています。
ORIBE TORO is said to be named after Yoshida Oribe who was one of the disciples of Senno Rikyu the tea master. And it’s also called “CHRISTIAN TORO” as people prayed to the lantern instead of praying a crucifix in the period of prohibition of practicing Christian in Edo periods.
 

●水蛍灯篭 (御影石) MIZU-HOTARU TORO (granite)

桂離宮にある水蛍灯篭は丸い棹石、三角の窓を二つ重ねた四角い火袋。その上に風化が激しい笠を乗せ、地中深くに埋め込んである。池を隔てて遠くから眺めると、水面に映る灯りが蛍のようであるところから名前がつけられたという。
This is a reproduction of the famous lantern at Katsura-Rikyu Gardens, Kyoto. One of its outstanding features is the top of the roof which shape is like a gentle hill.
 

●春日灯篭 (御影石) KASUGA TORO (granite)

日本三社のひとつ、春日大社に建立された灯篭の形です。
KASUGA DOORO is a reproduction of the Stone lanterns at Kasuga Shine in Nara. Kasuga lantern with carved deer design is typically used as an accent feature at a gate entry or gardens.
 

●六角灯篭 (北木錆石) ROKKAKU TORO (granite)

六角型灯篭は春日灯篭と並んで、本来、神社や寺院で献灯されていた形です。茶の湯の文化とともに、庭灯篭として使われるようになりました。
Rokkaku-kata toro, or hexagon toro was originally used to illuminate the front of the Buddhist temples and Shinto shines. When the tea ceremony was established in Momoyama period, these stone lanternes were used in part of making tea gardens.

その他、小さいサイズの灯篭や置き灯篭もございます。

島根県産の来待石で職人が一つずつ手彫りしたインテリアに最適なミニチュアサイズの灯篭や蹲セットも、オンラインショップ「ISHIMO」で販売しています。

オンラインショップ「ISHIMO」

蹲・手水鉢

●鉄鉢 (御影石) stone basin (granite)

名の由来は、インドの「鉢多羅」で、僧侶が施しを受ける鉄の器という意味。仏教から転用された庭園用の石造品です。月の字が彫り入れされています。
This is a basin shaped like teppatsu or a small iron bowl used by mendicant priests.
 

●菊型水鉢 (御影石) flower shaped stone basin (granite)

鉄鉢の側面に、菊の花弁をあしらた意匠。古くから日本の文化は、菊の花を愛でてきました。そんな風土が生み出した水鉢です。
Chrysanthemum is one of the flowers being beloved by people in Japan from the ancient times. This is a stone basin with design based on flower.
 

その他、銭鉢や違うデザインの手水鉢ございます。