建物正面の土間。車も乗り入れられるように、基礎コンクリートが打設されています。斜面の傾きが強い部分は、なだらかな角度になるよう板石(白御影石)を細かく切って据え付けています。
寺院職員棟の柱石、地覆石(じふくいし)、及び敷居石(しきいいし)。新築工事の石部分を一式担当いたしました。発注の際は、全ての石の部材を図面に作成し、お客さまと確認しながら進めていきます。
寺院監視棟の地覆石(写真左)と柱石(写真右)。地覆石は新築工事だったので、柱の位置に考慮しながら施工しました。アンカーボルトが立ち上がってる部分との調整も行いました。柱石は、既に完成した建物に追加で柱石を据え付ける工事でした。地面の傾斜に合わせ、石を加工し、ボンドを使用して据え付けました。
出入口の延石(写真右)と建物の土台石(写真左)。延石は、敷地内にある古石を加工して、再利用しました。新材を使用するよりも趣があり、田舎の住宅のような温かみを演出しています。写真の土台石は、改築工事で石を取り入れました。土台に石材があると、見た目がぐんと引き締まります。仕上がりの木に合わせて据えていきました。
寺院お土産売り場前溝蓋。水捌けされるように水勾配などの細かい加工がされています。写真にある溝蓋だけでなく、柱石、建物の巾木などの石工事も行いました。
玄関で入口の敷居石。柱が既に立ち上がった状態での施工でした。下から柱に向かって石をかちあげて、据え付けます。仕上げ材を傷つけないように注意しながら行いました。レールを石の溝に入れることも弊社で行うことが可能です。必要であれば、レールの手配も承ります。