また、平安末期を治められた“高倉天皇”ゆかりのお寺です。広い境内には、春は桜が咲きほころび、秋には紅葉が見事に色づきます。多くの人が紅葉狩りに訪れる隠れた名所です。
霊園概要
- 所在地:京都府南丹市八木町美里中石谷9
- 宗旨宗派:真言宗・大覚寺派
お寺は真言宗ですが、宗旨宗派は問いません。 - 聖地規模:1区画(150cm×150cm)~
区画が残りわずかとなっています。
※納骨堂・永代供養のご相談も受け付けています。
詳しくはお問い合わせください。
納骨堂についてはこちら - 主な設備:水場、休憩所、駐車場(数十台可)、トイレ
- 周辺環境:桂川と園部川が合流する付近、広々とした田園の中、府道408号線が通っています。その府道より少し入ったところに西光密寺はあります。参道口向かって右には、元慶6年(882年)よりの歴史を持つ、“荒井神社”があります。
- 交通手段:(車)京都縦貫自動車道「八木西IC」下車、右折3分
(電車):JR山陰本線「吉富駅」から徒歩15分 - 観光場所:
(1) 文覚池と文覚堂
京都高尾・神護寺の中興の祖、袈裟御前との悲恋の主人公である文覚上人は、干害に苦しむ農民を見て、“文覚池”や、“新庄用水(井堰)”をつくられました。
村人は上人の恩を忘れないために石橋の上にお堂(文覚堂)を建立したと言われています。
(2) 城山
八木町の西、亀岡市との境にそびえたつようにある城山(しろやま)には八木城址があります。丹波守護代内藤氏の居城として伝えられ、 15世紀~16世紀に丹波地方の中心として機能していました。 戦国時代に名を馳せ波乱の人生を送ったキリシタン武将、内藤ジョアンゆかりの城としても知られています。
城山の詳しい情報はこちら。
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西光密寺について
西光密寺は天平勝宝8年(756年)良弁僧正の開墓により創建され、1250年あまりの歴史を持つ、真言宗・大覚寺派の古刹です。
京都高雄の神護寺を復興された、文覚上人が得度(僧侶になる儀式)をされた寺院です。そのご縁により、神護寺より移植された紅葉が当山には多数植えられ、秋になれば数百本の紅葉が錦秋を飾り、南丹市より【もみじ寺】として市指定となっています。
また、平安時代、後白川天皇の第7王子である、高倉天皇が幾たびも当山を訪れ、ご自身で参道を歩かれ参拝され、高倉天皇の勅願寺となっていました。
天皇当山参拝の折り山間より湧き出流清水を飲まれ、その美味しさに玉泉と名付けられ、現在も当山を潤し、庭園にある滝には『玉泉紅葉の滝』と名付けられ参拝者に安らぎをもたらしています。
西光密寺の見どころ
阿弥陀堂(本堂)
西光密寺の阿弥陀堂(本堂)は寛政11年(1799)に再建されたもので、南丹市指定文化財に指定されています。阿弥陀如来をご本尊とし観音菩薩・不動明王等をお祀りしています。観音菩薩像は、平安末期から室町時代の作と言われています。正面、向拝の虹梁や木鼻には重厚な装飾がなされ、見る人を圧倒します。 また、堂内の欄間には、欅材の精妙で迫力満点の龍の彫刻がほどこされています。この彫刻は、但馬・丹波・丹後地方で、江戸時代後期から昭和初期に活躍した丹波柏原の彫刻師・中井権次(ごんじ)の六代目の作と思われます。龍は仏教を守護する八部衆でもあり「龍神」ともいわれます。
六斎念仏踊り
当寺で、8月20日と23日に行われる六斎念仏踊りは、京都府指定無形民俗文化財です。
六斎念仏踊りは毎年8月20日の宵大師の法会の夜と23日の地蔵盆の夜に行われます。六斎念仏とは、鉦や太鼓とともに念仏を唱えながら踊る民俗芸能で、六斎という名称は、悪鬼が現れて人命を脅かすとされる六斎日に念仏が修せられたことに由来しています。
南丹市・八木のご紹介
八木町は平成18年1月1日、園部町、日吉町、美山町と合併し「南丹市」となりました。
南丹市は、京都府のほぼ中央部に位置し、緑豊かな自然に恵まれた地域で、大半を丹波山地が占め、北部を由良川が、中・南部を淀川水系の桂川(大堰川)が流れ、その間にいくつかの山間盆地が形成され、南部は亀岡盆地につながっています。
八木の周辺には、スプリングスひよしや府民の森ひよしなどの日吉ダム周辺施設、日本の原風景の残るかやぶき民家群、るり渓高原、清源寺の十六羅漢像などの見どころがあります。