終活のため、生前墓を選ぶ方々が増えています。
生前墓(せいぜんぼ)とは、亡くなられる前にお墓を建てることです。お墓は亡くなってから親族が建てるものと思われがちですが、自分たちで安息の地を選びたい、好きなデザインのお墓にしたい、子供たちに負担をかけたくないなど、様々な理由で終活のひとつとして、生前にご自身でお墓を建てられる方々が増えています。
生前墓をお勧めする理由
【自分でデザインなど納得のいくお墓を選べる】
お墓にも和墓や洋墓など様々な形や、石も主流の青御影石だけでなく黒や赤や桃色など色も選ぶことができます。最近は御影石だけでなく、自然石を使ったお墓を好まれる方や、お墓に「〇〇家之墓」と彫らずに想いやメッセージやお花の絵を彫られたり、オーダーメイドのデザイン墓を建てる方もおられます。自分たちらしいお墓に安心して眠るために、ご自身でデザインや、好きな墓地や霊園の環境をお選びいただけます。自分や夫婦だけでなくお墓を受け継ぐご家族がいる場合は、ご家族とよく話し合ってお墓や墓地を決めましょう。大切なお墓だからこそ、じっくりと時間をかけてご自身の納得いくものを建てたい方にお勧めです。
【子供や親族の負担を軽減できる】
自分たちの死後、残された子供や親族に迷惑をかけたくないという思いから、建てられる方も増えています。いざという時に、残されたご家族はご葬儀や法要の準備などやるべきことに慌ただしく、お墓の意向が聞けていなかった場合、どんなお墓をどこに建てればいいのか悩まれます。生前のうちにお墓を建てておくと、そんな遺族の不安を解決できます。子供たちに不安や金銭的にも負担を減らしたいという優しい親心から、ご自身で購入される方もおられます。建てられる方の多くは、自分自身や家族のことを想い前向きな行動としてお墓の準備をされます。
【相続税の対策として】
お金として相続をすると相続税がかかりますが、お墓や仏壇などの礼拝仏は相続税の課税対象になりません。そのため、お金として相続してそのお金でお墓を建てるよりも、生前にお墓を建ててお墓として相続をした方が、親族が遺産を受け取ったときの税金が安くなります。いずれ建てるのであれば節税になる生前墓を選ばれる方もおられます。
墓地や霊園によっては、お骨がなければお墓を購入できないことや、納骨時期の制限がある場合なども。お客様のご希望に合わせて生前墓を建てられる墓地・霊園をご紹介しますので、お気軽にご相談ください。
お墓の継承者がいない場合でもお寺様が代わりに永代にわたって管理してくださるお墓で「永代供養墓」があります。すでに継承者がない方や親族ではなくお寺様に管理してほしい方にご紹介しています。